にやりと口角が上がっていた。 なにかの意思に操られたわけでもなく、尻ポケットに入っている折りたたみナイフを取り出し、刃の部分を出す。 砂嵐が吹き荒れる。それは今から始まるこの戦いを祝福するかのようだ。 ナイフを出して刃を出すまでの判断力の早さにパピルスは驚いている。 「そんなに俺様と稽古がしたかっ... 続きをみる
にやりと口角が上がっていた。 なにかの意思に操られたわけでもなく、尻ポケットに入っている折りたたみナイフを取り出し、刃の部分を出す。 砂嵐が吹き荒れる。それは今から始まるこの戦いを祝福するかのようだ。 ナイフを出して刃を出すまでの判断力の早さにパピルスは驚いている。 「そんなに俺様と稽古がしたかっ... 続きをみる