パピルスとキャラは自分の部屋を掃除していた。 といってもキャラはパピルスの部屋で寝ているため、同じ部屋だ。 パピルスは自分によく似たフィギュアのほこりを布で一つ一つ丁寧に取り、キャラはしわしわになったシーツを伸ばしながら綺麗に直している。その表情はどこか嬉しそうだ。 そんな顔を見てかパピルスも嬉し... 続きをみる
2018年2月のブログ記事
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目が眩む。きっと暗い一室から扉を開けた時、光で目を傷めたのだろう。 …本当に目が開かない。眩しすぎる。 5秒ほどだろうか、閉じていた瞳をなんとか開ける。 地面が、白い。 雪、にしてはさらさらとしている。これは砂か? でなければおかしい。ここは暖かい、いやむしろ暑すぎる。 この暑さの原因はおそらく太... 続きをみる
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それは、僕を見つめていた。 それはいつものような全てを包み込む瞳ではなかった。 それはいつも寄り添ってくれていたモンスターではなくなっていた。 僕を見るその目を僕は知っている。 失望の目だ。 あぁ、そうか。 暗い地下の中、沈黙が続く。 「フリスク、その扉から離れなさい」 その声はひどく冷たく感じた... 続きをみる
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あんなことがあったせいか、気分もあまりよくない。 ベッドから降りて、いつものストライプのシャツを着る。 寝すぎてしまったせいもあるのかな。そう思いながら、部屋を出る。 リビングではトリエルがスープを作っていた。 パイを作っていないのは珍しい。 部屋の中はふんわりと優しい香りが充満していた。 トリエ... 続きをみる
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何かを理解しているわけではない。 何を望んでいるのか何を考えているのか、その表情はフリスクですらわかりかねる。 トリエル、フラウィー以外のモンスターを見たのは初めてだった。 調べようと思った。どんな構造をしていてどう動いているのかを。 よく見ると上はカエルの顔をしているのに体はまるでトンネルのよう... 続きをみる
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なんだろう。これは夢か。ずいぶんと色鮮やかな夢だ。 虹色。眩しい。そこへ行ってはいけない気がする。 誰かがいる。人の姿…?二人いるようだ。顔が全くわからない。 一人が僕に気が付いた。そして近づいて僕の手を両手で覆うように握った。 こんなに至近距離でも僕を見つめているのにこの人の顔が認識できない。 ... 続きをみる
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SANDTALEは砂漠化されたどこかの場所になります。地下ではありません。 砂嵐によって街の外には出られなくなっており、探索するのが目的になります。 分岐を作る予定ではありますが、ブログ小説でできるかどうか、初心者ですが頑張ってみようと思います。 分岐といってもほとんどはNルートでのみ行おうと思い... 続きをみる